肝硬変の症状が出たら手遅れ!その前に予防!

ぷは~!

biiru仕事を終えた後のアルコールは最高です。

お酒の飲み過ぎが,
肝臓に悪いということはわかるけど、
これがやめられないだよな~!

…なんてお父さん必見!!

最近疲れやすかったり、
ストレスがたまっていませんか?

だとしたら肝臓にも負担がかかっていますよ!

特に…

  • 肥満気味
  • タバコを吸う
  • お酒を毎日飲む
  • 不規則な食生活
  • 不規則な日常生活

…などに当てはまる方は、
アルコールの大量摂取が続くことにより、
肝硬変になる危険性が高いので、注意が必要です。

肝臓病は、
脂肪肝→肝炎→肝線維化→肝硬変→肝がん
と進行しますが、

肝硬変まで病状が進行すると、
いまだ有効な治療法はなく
肝臓を健康な状態に、戻すことはできません。

ですから、肝硬変となる前に、
肝臓の異常を、早期発見・早期治療することが
非常に大切なのです。

アルコールが原因となる場合の、
肝臓病や、肝硬変とはどのようなものなのか?

肝硬変を予防するためには、どうしたらいいのか?
などについて、前編と後編にわけて解説します!

前編は、肝硬変について、
後編はその予防法について…という内容になっています。

肝硬変とは?

肝硬変肝硬変とは、簡単に言うと
肝臓が硬くなって、
充分に働けなくなる病気です。

肝臓はからだの”化学工場”とも呼ばれ、

  • 栄養素の代謝や貯蔵
  • 胆汁の生成や分泌
  • 解毒
  • 排泄

…など、実に500以上もの、重要な機能を果たしています。

そのため肝臓を、人工的に作ることは、
不可能だとも言われています。

その肝臓が、不全になると、
最悪、死に至ります。

また、アルコール性の肝硬変患者には、
肝臓移植は、通常されません。

…ということは、代えのきかない肝臓を、
いかに上手に付き合っていくかということが、
大切になってくるというわけです。

肝臓とアルコール

ご存知の通り、肝臓はアルコールを分解する臓器です。

肝臓は再生能力に優れていますから、
しばらく休ませてあげると、
機能は回復します。

しかし、休ませる間もなく、
毎日のように、お酒を大量に飲んでいると、
さすがの肝臓も、音をあげてしまいます。

肝臓とアルコールお酒の飲み過ぎは、
たくさんの臓器に病気を引き起こしますが、
中でも肝臓は、ダメージを大きく受けやすい臓器なのです。

ここで、肝臓がどのようにして、
肝硬変へとなっていくのか、少し解説させてください。

脂肪肝から肝硬変に至るまでの流れ

肝臓の処理能力を超えるほどの、
アルコールを摂取することにより、
肝臓内には中性脂肪がたまってしまいます。

肝臓に負担肝臓は脂肪も代謝しているのですが、
アルコールの処理が優先されるため、
代謝できなかった脂肪が
肝臓の細胞にたまっていくわけです。

中性脂肪が肝臓にたまっていくと、
ついには(脂肪肝)となって、
肝臓機能が低下してしまいます。

しかし、低下した肝機能を維持しようと、
正常な肝臓細胞が、無理をして働くので、
肝臓の異常には、なかなか気がつくことはありません。

この状態で、
これまでと同じようにお酒を飲み続けていると、
肝臓に炎症が起きてしまいます。

炎症の起こったその周囲では、
正常な細胞が傷つき、死んでいきます。
(アルコール性肝炎)

肝臓は傷ついた細胞を修復しますが、
細胞修復する際には、
コラーゲンというたんぱく質が使われます。

その際に、コラーゲンが、
死んだ細胞の隙間を埋めるようにして、
かさぶたのように硬くなってしまうのです。

この状態を”肝線維化”といいます。

このまま肝線維化が進行すると、
肝臓全体が硬くなっていき、
柔軟性のない状態(肝硬変)となるわけです。

肝硬変になってしまうと、もう、
肝臓の機能を元の状態にすることは、できません。

肝臓は沈黙の臓器

肝臓は、「沈黙の臓器」とも呼ばれる臓器です。

肝臓はダメージを受けても、残った正常細胞が
余分に働いて機能を維持するという、頑張り屋の集団なんです。

滅多なことでは、泣き言を言いませんから、
肝臓に異常があっても、なかなか気がつきにくく
異常に気がくときには、手遅れになっていることも多いんですね。

ですから、
こちらの方で気遣ってやらなければ、
共倒れになってしまう恐れがあります。

肝硬変になる前に病気を食い止める

肝硬変以前の病気であれば、
禁酒して適切な治療を受ければ
肝臓は機能を取り戻します

ですから、肝硬変になる前の肝炎や、
脂肪肝の時点で、症状に気がつきたいものです。

しかし、肝臓病は自覚症状に乏しく、
気がついたときには、手遅れになることも多い病気です。

ですから、肝臓病を早期発見するために大切なことは、
定期検査をうけるということです。

特に、日頃お酒の量が多い方は、自覚症状がなくても、
定期的に肝臓を中心とした、検査を受けることを心がけてください。

定期検診が大切!

(続きます!…)