沖縄方言発音の法則!これであなたも聞き取れる?

いきなりですけど、あなたは
沖縄の方言を聞き取れますか?

↑このオンデーズのローカルCMにあたっては、はっきりいって、何をしゃべっているのか分からない人のほうが多いと思います(笑)

ちなみに、標準語でこう言っています。

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…どうですか?

「オンデーズ」しか聞き取れなかった…という人も多いんじゃないでしょうか?

 

まるで外国語を聞いているかのように感じる方もいるでしょう。

沖縄の方言は外国語よりは理解しやすいと思いますが、
それでもなじみのない人には聞き取ることも難しいのです。

しかし、じつは沖縄の方言の発音には「ある法則」があるんです!

方言を覚えることはすぐには難しくても、この法則さえ知っていれば、ある程度方言が聞き取りやすくなるかもしれませんよ。

 


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沖縄の方言は地域によって全然違う

 

沖縄の方言といっても、地方によって多言語と言ってもいいほどの違いがあるんです。「琉球方言」を大きく分けると、奄美、沖縄、宮古、八重山、与那国の5つの方言があります。さらにそれらは島ごとに違いがあったりして、 隣の島でさえ、言葉が通じないなんてこともあるんです。

例えば「めんそーれ」。

「いらっしゃいませ」という意味の方言ですが、
これも沖縄「本島」で通じるだけに過ぎないのです。

「めんそーれ」をたとえば、
宮古では「んみゃーち」と言うし、
石垣では「おーりとーり」と言います。

全然違うでしょ?

方言だけでなく、発音もまた
地域で違ったりするんです。

宮古だと「き゜」とか「す゜」なんて、
発音があったりしますからね。

聞きなれないと、発音の違いもわからなかったりするんですけど(笑)

ですから、沖縄方言とひとくくりにして
言い切ることはできないんですけれども、
沖縄の発音にはある法則があります。

例えば、「沖縄そば」を「うちなーすば」と言うように。
例えば、「心」を「くくる」と発音するように。
例えば、「夜」を「ゆる」と発音するように。

 
こういった発音の変化は、
その法則で説明することが出来るのです。

 


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沖縄の母音は3つだけ

 

日本語の母音は、ご存じのとおり

あ(a)、い(i)、う(u)、え(e)、お(o)

の五つですね。

 
しかし沖縄風な発音の場合、母音は

「あ(a)」「い(i)」「う(u)」

の三つしかないのです。

 
そして…

「え(e)」は「い(i)」
「お(o)」は「う(u)」

へと変化するのです。

 

つまり、沖縄の母音は

あ(a)、い(i)、う(u)、い(i)、う(u)

となるのです。

 
 

同じように他の行も…

か、き、く、き、く

さ、し、す、し、す

…と、このように変化するわけです。

 
これが、沖縄の発音に関する
基本的な法則です。

 

しかしながら、「え(e)」や「お(o)」の
発音が全くないかと言えば、そうではないんですけど。

 

その他の発音法則

 
そのほか…

「か」は「くゎ」
発音したりもします。

運動会 → うんどうくゎい

 
そして「き」は「ち」
変化したりします。

今日(きょう) → ちゅー

 

さて、タ行は少し変化があります。

母音の変化法則どおりですと、

た、ち、つ、ち、つ

…と、なるわけですが、実際には

た、ち、つ、てぃ、とぅ

のように変化します。

 

例えば、

手(て)は「てぃ」

戸(と)は「とぅ」

と発音します。

 
は行の場合、

ふぁ、ふぃ、ふ、ふぇ、ふ

のように変化したりします。

例えば、

葉(は)は、「ふぁ」
火(ひ)は、「ふぃ」

と発音します。

(宮古八重山地方ではハ行はパ行のように発音します。)

 
…このように、多少例外があるものの、
母音の変化を知っていれば、聞き取りやすく
なることでしょう。

 

さて、それでは例を見てましょう。

沖縄=okinawa

を沖縄の母音変化の法則に当てはめると、

おきなわ=okinawa

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うきなわ=ukinawa

となります。

 

さらに沖縄では、
「ki」が「chi」に
変化することも多いので…

うきなわ=ukinawa

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うちなわ=uchinawa

となって、

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最終的に「うちなー」と
変化するというわけ。

 

沖縄の発音に関するテスト

 
それでは、最後に練習がてら標準語を
沖縄の発音に変化させてみましょう。

雨(あめ)→ アミ

言葉(ことば)→ クトゥバ

秋(あき)→ アチ

菊(きく)→ チク

舟(ふね)→ フニ

清らさ(きよらさ)→ チュラサ

嫁(よめ)→ ユミ

親(おや)→ ウヤ

天気(てんき)→ ティンチ

時(とき)→ トゥチ

宇宙戦艦ヤマト→ うちゅー しぇんくわん やまとぅ

 
いかがでしたか?
すぐに変換できましたか?

以上が沖縄の発音に関する
基本的な法則となります。

これで、だいぶ沖縄の方言が
聞き取れるようになる!…かも(笑)


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