バラムツを知っているだろうか?
沖縄や大東島では「いんがんだるま」や「だるま」なんて呼んでいる。
出典:WEB魚図鑑 http://zukan.com/fish/
実はこの「いんがんだるま」、
食べ過ぎると、お尻から脂が流れ出てきてしまうのである!!
下痢ではない。
いや、下痢や腹痛を起こす場合もあるのだが、
便意がないのにもかかわらず、肛門から油脂が流れ出すのだ!!
いんがんだるまに含まれる油脂成分が、
人間の体では消化できないためなのである。
よく、5切れ以上食べると、尻から漏れるよ…
だなんて笑い話として話されたりするが、
実際には刺身5切れ程度であれば、そう心配することはない。
(私は7切れ程度食べたことがあるが、大丈夫だった)
しかし、食べ過ぎると、肛門からではなく、
皮膚から脂が漏れる病気になったり、
ひどい場合、昏睡状態になることもあるというから、笑えない。
※「いんがんだるま」という名前は、「胃がたるむ」が変化したものだという説もある。
残念ながら、いんがんだるまは沖縄では釣れても、
市場に出回らない。
知念漁協の片隅に放置されているのを見たことがあるので、釣れはするのだろう。
何故ならば、厚生労働省から販売禁止指定されているのだ。
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那覇市内でいんがんだるま(バラムツ)を食べたいなら!
これは内緒だが、実は那覇市内でいんがんだるまを食べられる店があるのだ。
さっと表面を炙っって、刺身やにぎりで食べることが出来る。
その店は、前島にある「あるお店」である。
(お店の名は伏せておこう…ま、ググったらすぐ出ると思うけど…)
大将が大東島出身であるため、
大東島くらいでしか、なかなか食べることのできない、
いんがんだるま(ばらむつ)や、なわきりと呼ばれるカマスの仲間など、
珍しいものを食べることができるのだ。
個人的には、いんがんだるまは水っぽくて、
それほどおいしいものだとも思わないのだけれど、実際
めちゃくちゃうまい!と何度もリピートして食べる人もいる。
焼いても、煮てもおいしいのだが、どうしても
摂取する量が増えてしまうので、刺身やにぎり程度にしたほうがいいだろう。
「食感はブリで、味は大トロ!」だなんて言う人もいるが、
食べ過ぎた翌日は覚悟が必要だ。
大人用紙おむつを履いておくことをすすめる。
便意がなくとも、脂はたれるわ(若干色がついている!)、
お腹は痛いわになる可能性があるのだ。
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