海鮮料理「島」でアバサー汁と皮の味噌炒めを食べてきた

沖縄では「ハリセンボン」を食べます。ハリセンボンのことを「アバサー」と呼びます。
沖縄ではハリセンボンを食べるんです!アバサー汁っておいしいの?

汁物として食べることが多いですが、あとは唐揚げにして食べたりします。


魚屋さんでは、少しグロテスクですがこのように皮をはいだ状態で売られていることが多いですね。さすがに針がついたまま、汁にするわけではありません(笑)。肝と浮き袋は食べるところなのでつけたまま。


沖縄では「ハリセンボン」つまり「アバサー」を食べると言いましたが、一般の家庭で食事に出ることは少ないと思います。もちろんスーパーの鮮魚コーナーにも並ぶこともあるのですが、一般的ではない…というかんじでしょうか。なので、普通のレストランや食堂では「アバサー」がメニューに並んでいることは少ないです。市場近くや観光客の多い場所にある料理店で扱われていることが多いと思います。


恩納村「海鮮料理店 島」

恩納村の仲泊にある「海鮮料理店 島」で、
おいしいアバサー汁が食べられるということで行って参りました。

ちなみに、冬のほうが肝も大きくなって美味しいということですが、今食べて暑い夏を乗り切るための栄養をつけようと思います!


アバサー汁¥1500(税抜き)

肝の脂が浮いて美味しそうでございます。フーチバーがたっぷりのっかってます。フーチバーとは「よもぎ」のこと。

アバサー汁は正直、癖があります。肝を入れなければもう少し臭みは減りますが、肝を入れなければアバサー汁じゃないという方もいますし、私もそう思います。また臭み消し、薬味として「フーチバー」をのせている、あるいは添えていることが多いです。このフーチバーの香りや味が苦手だという県外の方も多いんですけどね。…が、フーチバーも食べ慣れると美味しいのよ!これが。私からすると、パクチーが流行って、ヨモギが流行らないことのほうが意味がわかりません。

このように骨付きの肉がたっぷり入っています。頭のほうはコラーゲンたっぷりなプリンプリンの食感、身のほうはしっかりした食感の身が付いています。箸で時間をかけるか、しゃぶりつくかしないと綺麗に食べられないですね。身のほうは締まった肉なので、味が染みにくいため、物がでかい場合には、箸で身を割るなりして汁につけて食べたほうが、美味しく食べられる気がします。

あー、美味しかった。ご馳走様でした。
これで、高いほうのユンケルくらいの滋養強壮になったでしょうか?値段的には(笑)。

お腹いっぱいだったんですけど、せっかくですので、
もう一つ、初めて食べるメニューを注文してみました。

さて、これはアバサーの皮の味噌炒め¥1000(税抜き)です。

アバサーの皮を剥ぐことさえ素人には大変ですが、皮から針を抜く作業を想像しただけで気が遠くなりそうです。ハリセンボンの針って、実は千本もないそうで300~400本くらいだそうですね。それでも、針を取り除くことが難儀な作業であることには間違いがなく、これがあばさーの皮を使った料理をなかなか食べることができない理由なんだと思います。

一度、ボイルした皮を冷凍保存しておき、注文がきたら解凍して表面をバナーで炙ったあとに一口大にカットして、ニラと味噌炒めにしていると思われます。コラーゲンたっぷりそうな癖になるぷるんとした食感。
美味しい!…だけど、一人で食べるには多すぎる(笑)。2~3人で酒のつまみに食べるには最高でしょうね。一人で食べるなら味噌炒め盛り合わせ¥1000のほうが、貝とかイカとかタコとかも入っているそうなので飽きずに食べられかもなぁ。

テーブル席4席と座席もこの写真の3倍くらいの広さがあります。

「時価」という表示は、私のような稼ぎの少ないものにとってはなかなか手を出しづらいものなのです(とほほ)。アバサー汁とバター焼きをお勧めしているようです。あ、「島定食」がお得そう。

このほかにも、チャンプルー類や海ブドウなどのメニューも揃っていました。もちろん、ビールや泡盛も!

海鮮料理店 島

営業時間 11:00~21:00
定休日 火曜日
住所 沖縄県恩納村仲泊890-2
電話 098-965-0987

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やま

沖縄在住40代うちなーんちゅです。沖縄や食べ物に関する話題が多くなると思います。不定期更新ですが、ゆたしく!

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