十分痩せているのに、
もっと痩せたいと願う、日本の若い女の子たち。
もしもあなたが、
- 痩せていれば、痩せているほど美しい!
- 簡単に、モデルのような体形になりたい!
…なんて思っているのならば、ちょっと危険かも!?
世の中には、
様々なダイエット方法が、氾濫していますが、
「食べない」で痩せる、なんてことはやめてください!
何故なら、
食事を制限することが、エスカレートしていき、
拒食症になってしまう、危険性があるからです。
もしかすると、
あなたは次のようなことを、思ったことはありませんか?
拒食症になってでも痩せたい?間違った認識
「食事を制限するダイエットと、拒食症って何が違うの?」
「だって、やっていることは、似たようなものでしょ!?」
「拒食症になってでも、痩せたい」
…なんて間違った、
拒食症への認識は、非常に危険です。
拒食症になって、
いいことなんて、一つもありません。
あなたは、拒食症になった方の、
ガリガリに痩せた体を、見たことがありますか?
画像:http://blogs.plos.org/mindthebrain/2014/01/16/cognitive-behavior-psychodynamic-therapy-better-routine-care-anorexia/
浮き出る肋骨。
しわくちゃで、老婆のような顔。
普通の人の、腕よりも細い太もも。
ぺったんこになった胸…
通常の感覚であれば、
美しいと、感じることはないでしょう。
どう見たって、不健康です。
しかし拒食症の患者は、客観的に自分のことを、
見ることが、出来なくなっているのです。
正常な判断が、出来なくなっているんですね。
周りから、痩せすぎていることを注意されても、
本人はまだ太っている、と思いこんでいます。
だから、拒食を改めようとしませんし、
病院になんて行こうとも、しません。
だって自分が、ヤバい状態だなんて、
全く思っていないわけですから。
だから、とことんまで痩せていきます。
拒食症患者に、
ちょうどいい体重なんてものは、ないんです。
「目標体重まで痩せたからダイエット終わり!」
…なんて、
自分の意志で調整できない状態が、
”拒食症”なんです。
外見だけの、問題ではありませんよ。
拒食症は、
命を落とすことだって、ある病気です。
そして治療を始めても、完治するまでに、
何年もかかってしまうような、病気なんです。
心と体、両方の病気であり、
心身ともに深い傷を残すのが、拒食症です。
あなたはそれでも、
「拒食症」になりたいなんて、冗談でも言えますか?
拒食症 :自分の意志でコントロールできない
あなたは拒食症予備軍?チェックリスト
もしも、あなたが現在、
ダイエットをしている、もしくは、
したいと考えているのならば、
次のチェックリストで、
”拒食症”になる可能性があるか、確かめてみてください。
- 体重を1日に何度も計る
- 一人でご飯を食べることが多い
- 100gの体重増減でも一喜一憂する
- 料理を作る際に材料のグラム数を計る
- 食物のカロリーを気にする
- 低カロリーのものばかりを食べる
- 食べた後に「太る」恐怖心や、罪悪感がある
- 高カロリーのものや炭水化物を避ける
- 食べた分を消費しようと、過剰な運動をする
- 食べた後に、吐いたり下剤を使うことがある
- 周りから痩せすぎだと言われたことがある
いかがですか?
もしも、心当たりあるものが多ければ、
すでに、拒食症予備軍であると言えます。
食事を制限するダイエットは、
あなたには、お勧めできません。
普通の方であれば、
上のチェックリストを見て、
”こだわり”すぎだと、感じるはずです。
しかし、実はそんな方でも、
安心はできないのです。
軽い気持ちで、始めたはずのダイエットが、
段々エスカレートしてしまい、遂には”拒食症”に…
…なんて危険性が、
「食べない」ダイエットには有るのです。
食べないダイエットの危険性
食事を制限するダイエットは、
”食べない”わけですから、
そりゃー、痩せます。
極端な人になると、2週間、
水しか飲まないという人もいるんです。
すると一気に、10キロ近く痩せたりするんですね。
とにかく、効果が現れるのが早いんです。
一生懸命、運動してダイエットしても、
これだけ早く、痩せることはできないですからね。
だから、もう少し我慢したら
もっと痩せれる…
なんて、考えちゃう怖さが、
「食べない」ダイエットには、あるわけです。
食べないダイエットから拒食症へ
食事を制限することにより、
短期間で減量に成功すると、
周りから、大きな反応が得られるわけです。
「痩せたねー」とか、
「すごーい、どうやって痩せたの?」とか、
そう言われたら、燃えちゃうでしょ?
もっともっと、痩せて綺麗になろうって。
それで、さらにダイエットが、
エスカレートして、いっちゃうんですね。
「ちょっと、痩せすぎじゃないの?」
なんて心配の声が、あったとしても、
本人は、まだまだ太っている、
と思いこんでいて、自覚症状はありません。
その内、食事をすることへの、罪悪感や、
太ることへの、恐怖感などから、
ものを食べることが、出来なくなります。
そして、食べても吐いたり、
あるいは、下剤などを使って、
体外に、排出するようにもなってきます。
しかし、そうはいっても同じ人間です。
お腹は空くはずです。
どうして、極端な食事制限を、
続けることができるのでしょうか?
…実は、過酷なダイエットを、続けることによって、
脳内で分泌される、ある物質が原因なのです!!
(続きます!…)