コンビーフハッシュを沖縄ではこう食べる!!そのまま食べられる?

 
最近では、県外でも販売するところも増えてきた
コンビーフハッシュですが、もしかすると
まだまだ聞きなれない方も、いるかもしれません。

 

昔は、ポーク缶やコンビーフハッシュなども、
県外への沖縄土産として重宝しましたが、

これからは県外でも、普通にスーパーに並ぶように
なるかもしれませんね。

コンビーフハッシュは、いくつかの販売元がありますが、
沖縄では、「沖縄ホーメル」のコンビーフハッシュが人気あると思います。

あ、どっちかな。
沖ハム」のコンビーフハッシュなのだろうか?

…すみません。

ちょっと自信なくなりましたが、とりあえず、
我が家は「ホーメル」の、コンビーフハッシュを買っています。

 

コンビーフハッシュとはどういうものか?

 
コンビーフハッシュの「ハッシュ」には、
「寄せ集め」だとか「混ぜこぜ」なんて意味があります。

一般的なコンビーフは肉だけですが
コンビーフハッシュには、
ポテトとコンビーフがブレンドされています。

(沖縄では、単にコンビーフと呼んでも、
通常コンビーフハッシュのことを指します)

 

アメリカでは、一般的な常備食であり、
「コンビーフハッシュ」という料理なんです。

缶詰を使った料理は、
沖縄をアメリカが統治している時代に、軍から沖縄に入ってきた、
アメリカの食文化のひとつなんですね。

 

ポーク缶もそうですし、
コンビーフハッシュやキャンベルスープなどは、
沖縄では欠かせない、常備食として定着しています。

沖縄は、台風が通過することが多い地域ですので、
このような常備食は重宝するんですよね。

ソーメンとシーチキンの缶詰だけで作れる、
ソーメンチャンプルーは、台風時に沖縄で、
最も食べられている、代表的な料理ですしね。
 


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コンビーフのカロリー

 

コンビーフ自体が、牛の塩漬け肉をフレークにして、
牛脂で固めたものですから、結構脂肪分は多い食品です。

しかし、コンビーフハッシュは、
半量くらいはポテトですから、まあ、食べ過ぎなければ、
それほど気にするほどでもないかなとは思います。

カロリーは、商品パッケージには表示されていませんでしたが、
計算してみると75gのパックあたり、約170kcalくらいかなと思います。

 

コンビーフハッシュを沖縄ではどのように使っているのか?

 
で、そのコンビーフハッシュですけど、

沖縄でよく使われるのは、
ゴーヤーチャンプルーなどの「チャンプルー」や、
オムレツの具として、じゃないかなと思います。

(個人的には、コンビーフハッシュを使った、
オムレツは懐かしい味です。)
 

チャーハンの具としてもおいしいですし、
コンビーフハッシュ丼にしても、意外にイケます。

ご飯の上に、そのまま乗っけるだけでもいいですし、
野菜などと合わせて、マヨネーズかけてもいいですね。

卵とじにしても、イケます。
サンドイッチの具なんかにも、バッチグーです。

白菜やキャベツとともに煮ても
うまー!!

妻は嫌いなんですが、私は、
スープにしてもおいしいと思います。
 

…と、このように、手軽に時短料理に
利用できるコンビーフハッシュは、

どんな料理にも使える
万能食品なのであります。

…で、保存が効くと…

こんな便利なもの、
沖縄のおばぁたぁが、
ほっておくわけないさぁねぇ。

…かくして、沖縄の家庭には、
欠かせない保存食となったのです。

 

コンビーフハッシュはそのままでも食べられるの?

 

ちなみに、コンビーフハッシュは、
火が入っているので、そのままでも食べることが出来ます

そのまま=生

ってことじゃないですよw

コンビーフハッシュは、
すでに調理加工されている商品なのです。

 

コンビーフハッシュで料理する際の注意点

 

コンビーフハッシュには、
塩気がありますので、その辺を計算して
味付けしてください。

料理に使う時には、コンビーフハッシュの塩気だけで、
味付けはしない…なんて方もいます。

(私には薄いけど)

その場合は、コンビーフハッシュの量で調整ですね。
 

混ぜる+混ぜる=うまい!

 

「ハッシュ」というのは、「混ぜこぜ」という意味がある、
ということを書きましたが、

「チャンプルー」という言葉にも、「混ぜる」という意味があります。

…だからというわけでは、ありませんが、
コンビーフハッシュは、チャンプルーによく合います

 
「ちゃんぷるー」+「コンビーフハッシュ」=うまい!

混ぜる+混ぜる=うまい!
 

混ぜて、混ぜて、おいしくなるんですね~。

 

家庭的なチャンプルー

 
野菜炒めは、一般的に強火でさっと炒め
野菜のぱりぱり感を残しつつ、
水けを出さないように炒めるのが、コツなんて言いますが、

私としては、
割と野菜のうまみを含んだ、家庭的な、
汁けのあるチャンプルーなんて好きです。

チャンプルーというか、蒸し炒め的な、
熱の与え方でも、いいんじゃないかな。

コンビーフハッシュと、
キャベツの旨味がじわーっと、合わさって、
地味にうまいなーって、いつも思います。

 

沖縄の弁当に入っているチャンプルーって、
割とそうじゃないですか。

あの、野菜や肉の旨味の詰まった
じゃかじゃかーとともに、
ご飯を食べるのが旨いんだなぁ。

 

ゴーヤーが苦手な人にも食べられる!?

 

ゴーヤーチャンプルーにも、
コンビーフハッシュは、合いますよ。

ゴーヤーチャンプルーに入れる、
肉やポークの代わりに、
ぜひコンビーフハッシュを使ってみてください。

ゴーヤーチャンプルーを
コンビーフハッシュで作ると
ゴーヤーが苦手な人も、食べられたりしますよ。

(私の嫁がそうです)

コンビーフハッシュとキャベツ

 

個人的には、コンビーフハッシュは、
タマナ―」と相性がいいと思います。

沖縄の方言で、キャベツのことをタマナ―と言います。

だからキャベツを多く使った、ちゃんぷるーを、
「タマナ―チャンプルー」と呼びます。

コンビーフハッシュを使って作った
タマナーチャンプルーめっちゃ美味いから、
食べてみてよ。ほんと。

 

ちゃんぷるーだけじゃなく、
コンビーフハッシュって、
キャベツとよくあうんですよね。

千切りにしたキャベツと
サンドイッチの具にしたり、
キャベツと煮ても、超美味いんだ。

 

まとめ

 

…ってことで、コンビーフハッシュを手に入れたんだけど、
使い方に困っている人に向けて書こうとしたら、

途中で道を見失ってしまいました…(笑)

ま、

  • コンビーフハッシュは保存食である
  • コンビーフハッシュは手軽に使えておいしい
  • コンビーフハッシュはそのままでも食べられる
  • コンビーフハッシュには塩分がある
  • コンビーフハッシュはキャベツと相性がいい
  • 沖縄ではチャンプルーによく使われる
  • コンビーフハッシュはどんな調理法もいける

ということを言いたかったのです。

 


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うまっ!!ジーマミー豆腐の作り方やコツ!!おからや残ったものも捨てないで!

ジーマミー豆腐って知ってますか?

「ジーマミー」とは沖縄の方言で、
ピーナッツのことです。

じーまみーとは

つまり、ジーマミー豆腐っていうのは、
ピーナッツで作った豆腐のこと、なんですね。

沖縄では、普通にスーパーでも販売されていますが、
手づくりのジーマミー豆腐のおいしさは格別です

手づくりのジーマミー豆腐を食べると、
もう市販のジーマミー豆腐は食べられない!
なんて言う人もいるほどなんですよ。

少し面倒くさいんですけど、
チャレンジする価値は十分ありますから、
時間のある時にでもお試しあれ~!!


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めちゃうま!ジーマミー豆腐の作り方!!

ピーナッツ 1カップ
水 3カップ
くず粉 1/2カップ
塩 少々

ピーナッツは、生を使う場合は殻から外して、
一晩水につけておいて、皮をきれいに取り除きます。

(熱湯にしばらくつけてもオッケー)

私はいつも、
殻が取られて半煎りになっているものを、
市場で買ってきて使っています。

(浮島通りにある、我部商店で買っています)

生の方がおいしくできるかもしれませんが、
これでも十分おいしいジーマミー豆腐が作れますよ^^

殻を外す手間が無くて、楽ですしね

 

すり鉢でピーナッツをすってもいいですが、
私はミキサーにかけています。

(たぶん、すり鉢ですると、途中リタイアする人が多いと思います)

レシピの水を少し加えて、
溢れさせないように、ミキサーにかけてくださいね。

ミキサーにかけたピーナッツを
「さらし」などに包んで、手で揉むようにしながら、
ボールなどに「ピーナッツ豆乳」を絞りだします。

この「ピーナッツ豆乳」を使いますから、
間違っても捨てないでくださいよ!!

くず粉にピーナッツ豆乳を少しづつ、
(いっぺんに入れるとダマになりやすいので少しづつ)
入れながら混ぜ合わせます。

くず粉の代わりに、芋くず粉を使う人もいます。

ちなみに私はタピオカ粉を使っています。
タピオカ粉を使うとモチモチした感じになりますよ。

できれば、それを裏ごしして使うとgoodです!

d(-_^)good!!

 

ピーナッツ豆乳を鍋に入れ、火にかけて塩少々(本当に少しでいいです)、
30分ほど気長に、木べらか何かでかき混ぜます。

(けっこう時間がかかります^^)

最初は強火で大丈夫です。

ふつふつしてきたら、
火を弱めて、ひたすらダマにならないように混ぜ続けて下さい。

次第に粘り気が出てきますが、
もう少し、頑張ります。

粘りが出てくると、焦げ付きやすくもなりますので、
少しかき混ぜるスピードをあげましょう。

(暑いし、結構大変 (^_^;))

 

そうやって、かき混ぜているうちに、
豆乳の表面にしわがよるようになります。

ここまでくると、ほとんど完成

 

私の場合は、その状態から、火を少し強め、
さらに1,2分力強くかき混ぜながら、火を入れます。

(そうすると豆腐に”力”がつく…とばあちゃんに習いました。)


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タッパーでもなんでもいいので、
入れ物に流し入れ

空気が抜けるように、入れ物を上からトントンと
軽く何度か落とすようにしてやるといいかも)

上から濡れ布巾か、ラップをして自然に冷まします。

(入れ物ごと氷水につけて、粗熱をとる人もいます)

粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れて冷やしたら、
手づくりジーマミー豆腐の完成!!

いや~、お疲れ様でした!!

手づくりジーマミー豆腐の食べ方!

冷蔵庫に入れて、長く置くと、
固くなりますし、味も落ちますので、
やはり作った後は、できるだけ早いうちに食べてくださいね!!

よく市販のものについているような、
ちょっと甘めのタレでも美味しいんですが、

手づくりのジーマミー豆腐は、
その香りや味を、十分にあじわってもらうためにも、

ぜひ、しょうがを添えて、
生醤油で食べて頂きたいと思います!

ジーマミー豆腐

手間はかかるんですが、手づくりジーマミー豆腐は、
市販のものしか食べたことのない人の、
「ジーマミー豆腐の概念」を変えてしまうほどの味ですよ!!

濃厚な、ピーナッツの香りがたまりません!

ジーマミー豆腐のおからや揚げ出し豆腐がうまい!

ちなみに、ピーナッツ豆乳を絞って残った、
ピーナッツの「おから」は、
普通のおからのように料理しても、めちゃうま!

捨てるのは、勿体ないです!!

ちなみに、冷蔵庫に長い間入れて、
固くなってしまったジーマミー豆腐は、
ぜひ、揚げ出し豆腐を作ってみてください!

とろーりとろける、揚げ出し豆腐は、
結構おいしいくて、病みつきになるかも!?

天つゆとおろし生姜などで、どうぞ!!

ちなみに、揚げ出し豆腐用であれば、冷凍保存も効きます。


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マース煮の作り方!とっておきのコツや隠し味なんか教えちゃいます!

沖縄の家庭料理方法のひとつに、
マース煮」というものがあります。

塩マース沖縄の方言で塩のことを「マース」と言います。

つまり、「マース煮」とは塩煮のこと。

マース煮は、味付けは基本的に塩だけという、
なんともシンプルな調理法の事なのです。

今回は、私が今まで見聞きしてきた、マース煮のとっておきの作り方、
コツや隠し味などについて、こっそりとお教えしますよ!!


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マース煮の基本的な調味料としては、
マースと泡盛だけ。

ここに臭みを消すための生姜や、にんにくを好みで加えます。

”基本的”にはで作りますが、
私は、カツオだしで作ります。
この辺は好みですね。

魚からダシもでますから、
薄めたカツオ出汁でもいいかもしれません。

昆布だけ加える人もいれば、
本当に水と酒と塩だけで調理する人もいます。

(船の上なんかだと、海水で作る人もいます)

えーぐぁーのマース煮

マース煮にする代表的な魚と言えば、
エーグァー(あいご)ですが、

マース煮は、新鮮な白身魚であれば、
何でもおいしく食べることが出来るんですよ!

逆に、味付けがシンプルなので、
新鮮な魚でなければ、マイナス面が強く表れてしまいますから
必ず新鮮な魚で作ることが大切です。

騙されたと思って、一度試してみてください!

めちゃうま!マース煮の作り方

まず、魚の鱗や内臓を取り除き、水洗いします。

飾り包丁を入れ、
さっと霜降りします。

(癖が少ない魚で新鮮な場合、霜降りを省略する人も)

鍋にカツオ出汁と水、泡盛、生姜のスライス、
島マースを入れ煮立たせます。

煮立ったところで、少し火を弱め魚を投入。

人によっては、ニンニクや梅干しを入れたりしますよ。

また、なべ底に昆布を敷く人もいます。

そうすると、昆布から出汁も出ますし、
鍋に魚がくっつかないという利点がありますね。

(使う昆布はだしを取った後のものでも良い)

で、マース煮のちょっとした裏技なんですが、
ちょっとだけ「サラダ油」をたらすといいんですよ!

沖縄の魚は、本土の魚に比べると、脂がのっていなく
味が淡白な魚が多いですから、

煮つけやマース煮にする場合、
サラダ油を少し垂らすのが裏技的なコツです ^^

秘密のポイント!

この方法は、あるホテルの元料理長から習ったんですが、
正直なところ、

「え~!!煮物に油かよ!」

なんて初めは思いました。

ただ、考えてみれば、油で炒めたり揚げたりした後に、
煮つける料理法なんてのも普通にあるわけですから、
おかしいことはないんですよね。

また、エーグァーなどのちょっと臭みを消したい魚などには、
バターなんかを少し加える人もいます。

で、私の場合ほんのちょっとだけ醤油をたらします。
(マース煮ですから、あくまでほんのちょっとです)

途中、ネギや島豆腐なんかを加えて一緒に煮ます。

落し蓋をするか、汁をかけながら、
魚に火が通るまで10分から15分くらい煮ます。

アーサ(アオサ)を煮汁に加えると香りだけでなく、
彩りも良くなりますね。

マース煮には、汁をたっぷり残して
汁をつけながら食べるような調理法と、
汁けがあまり残らないように、調理する方法があります。

この辺りは好みですが、
汁けを残さないように調理する方法は、
塩の加減が慣れていない人だと難しいかもしれないですね。

汁をたっぷり残す方法であれば、
煮汁で味をたしかめ、調整することができます。

シークァーサー

出来上がりましたら、
シークァーサーやレモンなどを添えて、
美味しく召し上がれ!!
宮古 八重山なんかだと、マース煮に「フィファチ」という、
コショウのような香辛料をかけて食べたりするようです。

(ちょっと、独特の香りがするけど、好きな人は好き!)

マース煮は材料も味付けもシンプルですから、
魚の新鮮さが味を大きく左右する料理です。

また、使う塩も、精製塩ではなく、
島マースのように、ミネラル分を多く含んだ塩の方が
美味しく調理できる気がしますよ。


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個人的にマース煮に一番合うと思う魚はコレ!

私が個人的に”マース煮”で一番好きな魚は、
大東島ナワキリと呼ばれる、
カマスの仲間の深海魚です。

ナワキリ

ただし、なかなか手に入らないんですけどね。

ナワキリは、塩焼きにしてもおいしいですが、
そのイカツイ外見に似合わず、

繊細で美味しい出汁がでて、
マース煮に最高に合う魚の1つだと思います。

ぜひ、機会がありましたら、
マース煮にして食べてみてください。

海水の温度の問題かなぁ?

大東島周辺でとれる魚は、沖縄本島近くでとれる魚と比べて
脂がのっていて、とーっても、おいしいんですよ!!

例えば、シチューマチ(アオダイ)なんか
本島周辺でとれるものも美味しいんですが、

大東島から送られてきたシチューマチを食べたら、
びっくりするくらいうまかった憶えがあります。

やっぱり海が違うんでしょうかね。

ちなみに、ナワキリは沖縄本島だと、
前島にある「大東寿司 喜作」で食べることが出来ます!

もちろん、マース煮にもしてくれますよ!


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コーレーグース!作り方も簡単な沖縄の激辛調味料!

東南アジアの国々など、暑い国というのは、
辛い食べ物を、好んで食べているイメージがある。

しかし、食材や風土の似ているはずの沖縄には、
不思議なことに辛い料理がない。

ゴーヤーやンジャナ(苦菜)などを使った、
苦い料理はあるけれども、
不思議と辛い料理は、無いのだ。

「コーレーグース」沖縄の唐辛子

しかし、「コーレーグース」という、
激辛な香辛料は存在する。(コーレーグスとも)

コーレーグースとは、島唐辛子と呼ばれる、
沖縄の激辛唐辛子のことだ。

島唐辛子は、キダチトウガラシという唐辛子の別名で、
鷹の爪の1.5~2倍程度の辛さがある。

沖縄2014442

鷹の爪に比べると、小振りなのだが、
その辛さは大変なもの。

間違って、島唐辛子に触れた指で、
顔に触ったりすると、途端に腫れ上がるほど強烈!

私が小学生の頃、悪いことをした先輩が
親に罰として、ちんちんに島唐辛子をつけられて、
叫ぶように泣いていた姿が忘れられない。

考えるだけで身の毛がよだつ、罰である。
今から考えると、「虐待」でしかないが。

島唐辛子は、育つにつれて、
青⇒黄色⇒だいだい⇒赤と、
色が変化していく

一般的には、赤色になってから、
収穫することが多いが、
青いうちからも使うことが出来る。

不思議なことに、青い島唐辛子は、
赤い島唐辛子よりも、ずっと辛いという人もいるし、
全然辛くないという人もいる。

育て方や、育てている年月、
種によって、その辛味も違ってくるようだ。

青いやつは、よく刺身を食べるときに、
醤油を入れた皿の中で、島唐辛子を潰しながら、
食べたりするが、これがまたうまい!

島唐辛子は、生であれば冷蔵庫に入れておけば、
1週間程度はもつし、乾燥させてもいいし冷凍保存も効く

「コーレーグース」沖縄の激辛香辛料

ちょっと、ややこしいのだが、
島唐辛子のことを、「コーレーグース」と言うと書いたが、

その島唐辛子を、泡盛につけたものも、
また「コーレーグース」と呼ばれ、
沖縄では、なくてはならない調味料として利用されている。

コーレーグースは、主に、沖縄そばの卓上調味料として、
ほとんどの食堂や沖縄そば屋には、常備されている

沖縄そばテーブル調味料セット
沖縄そばには欠かせない3点セット!
コーレーグース、紅ショウガ、七味唐辛子!

使用量に注意!

この「コーレーグース」の辛さは、半端ないので、
何も考えず、どぼどぼと入れてしまったら、
とても食べられないものになってしまうので、注意が必要だ。

また、「泡盛」なので、当然のことながら、
使いすぎると、酒気帯び運転になってしまう可能性もある。

(ただし、酒気帯びになるほど入れたら、
すでに、沖縄そばの味ではなくなっているのだが…)

コーレーグースは、
一振りで味や香りが激変するほど、
インパクトの強い調味料なのである。

はじめは、そば本来のダシの味を楽しみ、そして、
コーレーグースを入れて、味を変えて楽しむ。

私は、沖縄そばは、コーレーグースを入れて、
はじめて完成されるとさえ、思っている。

コーレーグースの作り方

このコーレーグースだが、既製品も販売されているが、
作り方はいたって簡単。

島唐辛子をよく洗い、ヘタを取ったら、
しっかり乾燥させ、後は瓶に泡盛と島唐辛子を入れるだけ。

泡盛に島唐辛子をつけておくだけなので、
自家製コーレーグースを作っている人も多い。

生の島唐辛子でも、乾燥でも、
冷凍したやつでも、泡盛に入れるだけだ。

ただ、生の島唐辛子であれば、(ヘタを取って)
2日ほど天日に干してから入れると、
生のものを入れるより、香りや旨味が濃縮されて、
なおいいということも聞く。

基本的に、泡盛は何でもいい。
アルコール度数の高いもののほうが、
いいという人もいるが、30度のものでも問題ない。

個人的には、泡盛の3合瓶につけると、
インテリアとしても、かわいいと思っている。

最低2週間くらいは、置いた方がいいだろう。
泡盛にうっすらと色がついてくる。

それとは逆に、漬ければ漬けるほど、
島唐辛子の色は抜けていく。

完全に島唐辛子が白くなったら、島唐辛子のほうは、
辛味が抜けて、泡盛に辛味が移っているということだ。

使っているうちに、
コーレーグースの量が減ってきたら、
泡盛を継ぎ足していけばいい。

その際に、辛さをみながら、
島唐辛子も足していく。

その際、いつも使っているものならば問題ないが、
島唐辛子によって、辛さが違ったりするので、
少しづつ足すほうが賢明かもしれない。

なお、時間が経ったものほど、
まろやかになっていく。

出来上がったコーレーグスは、
沖縄そばの薬味以外にも、チャンプルーや、
刺身やカレー、汁物など何にでも利用できる

料理研究家のケンタローも、
はまった激辛調味料だ。

泡盛が苦手ならば、あえて勧めないが、
ぜひ、トライしてほしい調味料である。

コーレーグースの使い方>>