スーパーなどで売られている冷凍海老の値札に、「16/20」「21/25」「13-15」…等といった数字が表示されていることがありますね。まあ、なんらかの規格であることはおわかりになるでしょう。
これらの数字は、海老のサイズを表しています(頭なしheadlessタイプの)。そして、数字が小さいほど大きいサイズの海老なのです。
例えば、16/20(じゅうろくにじゅう)よりも13/15(じゅうさんじゅうご)のほうが、大きいサイズの海老だということです。そしてサイズが1サイズ大きくなると、値段はぐんとあがるのです。(見た目にはそう変わらなかったとしても)
- 16-20とか13-15とか表示されている数字は海老のサイズを表している
- 数字が小さいほど海老のサイズはでかい
- サイズがでかいほど値段は高くなる
これだけ知っていれば、通常の海老の買い物には支障ないでしょう。参考になりましたでしょうか?
以下は、もう少しマニアックな話になります。興味がある人だけお読みすすめください(笑)
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冷凍頭なし海老に表記されている数字の意味
さて、それでは「16-20」だとか「8-12」だとかの数字はどういう意味なのか?じつはこれ、1ポンド(453.6g)当たりの海老の数を表しているのでございますよ。つまり、「16/20」サイズの海老は1ポンド(453.6g)で16尾から20尾くらいの数だということなのです。なので、表示される数字が小さいほど、大きな海老だということなんですね。
スーパーなどで「ばら売り」やパック売りされている海老は、通常このような形で冷凍しているものを解凍して販売しているわけです。このような凍結方法を「冷凍パン方式」といいます。「冷凍パン」といっても、冷凍のパンのことではありませんよ(笑)。ここでいう「パン」とは金属製のトレイのことです。それに海老を入れて、水を入れ凍らせるというわけです。
対して、むきエビやカニなど表面に薄い氷の膜(グレース)を作る冷凍保存方法を「IQF方式」といいます。
「目方を増やすために、氷をつけやがって!!」
なんて怒らないでくださいね(笑)。どちらも、「冷凍焼け」を防ぐためなのです。
「冷凍焼け」というのは冷凍している間に、食材が変色したり「うまみ」が抜けたパサパサの状態へと劣化することです。「冷凍焼け」が起きる原因はいくつかありますが、そのひとつが「乾燥」。冷凍庫って、じつは乾燥しているんです。直接冷凍庫の冷風が当たることで冷凍焼けが起きるのを防ぐために、氷で食材を守っているということなんですね。
さて、この一塊を「一枚」と数えますが、この一枚で4ポンド(約1.8キロ)の規格のものが現在多く出回っています。2キロ判などもあるのにも関わらず、何故日本で「ポンド」規格のものが、主流として出回っているのか?それは、4ポンド規格のものが国際的な規格だということだからでしょう。海外から輸入してますので。
ちなみに、4ポンドというのは、凍結前の海老の重さとなりますが、解凍すると通常3%程度は目方が減りますので、
「4ポンドねぇじゃねえかっ!!詐欺りやがって!!」
と、怒らないでくださいね(笑)。1.75キロ程度あれば問題ありません。
一枚にどのくらいの海老が入っているのか?
一枚に何匹の海老が入っているのかというのは、サイズによって違います。当たり前ですね。一枚は4ポンドと決まっているわけですから。
例えば、21/25サイズの海老であれば、1ポンドに21~25尾の海老が入っているわけですから、その4倍の4ポンドでは84~100尾程度入っているということになります。通常は、21/25であれば23、16/20であれば18を平均と考えて、その4倍程度を目安に考えます。8/12であれば、1枚に約40尾入っているということですね。
とはいえ、じつはブランドやメーカー、産地や漁獲時期などによって、海老の大きさやそのばらつきに差があるように私は感じています。つまり、同じ16/20サイズであっても、1ポンド16尾に近いサイズなのか、20尾に近いサイズなのかによっても海老の大きさは変わってくるわけです。さらには、海老の大きさにばらつきがあるブランドも正直な話あります。
「これ本当に16/20かよ??21/25じゃねぇの??」
「なんでこんなにサイズが違うのがはいってるんだよ!!」
なんて感じることもあるのです。
さて、サイズが変われば値段は全然変わってきます。
なので、ここだけの話、仮に1ポンド20尾に近い16/20と、1ポンド21尾に近い21/25が並んで販売されていることがあったならば、絶対に後者を選んだ方が特だ!って話なのです。
何故、そんなことが起こるのか?それはサイズによって違うブランド、産地や漁獲時期のものを扱っている場合も、少なからずあるからなのです。
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