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ひーじゃー通信

シガテラ中毒って?中毒症状と食べてはいけない魚たち

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シガテラ毒ってご存知でしょうか?食中毒をおこす毒です。

最近も築地でシガテラ毒を持つ可能性のあるバラハタという魚が(スジアラと間違えて)販売されていたというニュースがありました。

そして時期を同じくして、沖縄でも鮮魚店でバラハタを購入した客が、食中毒をおこしたというニュースもありました。

バラハタ(ナガジューミーバイ)

バラハタ(ナガジューミーバイ) 尾の先が長くなっているのがナガジューミーバイ。シガテラ毒を持つ可能性のある魚のうちの一種。長尾ミーバイとも書く。「ジュー」とは「尾」のこと。長い尾が特徴なのでこの名前がついた。

沖縄の魚市場に並ぶ高級魚アカジンミーバイ

アカジンミーバイ鱗腹取り画像 これは沖縄の三大高級魚のひとつ「アカジンミーバイ」。築地ではバラハタをこいつと勘違いし、販売されたようです。下の画像は鱗がとられているのでちょっとわかりづらいかもしれないですけど、尻尾の先の形をみると一目瞭然です。

 

…こういった報道があると、バラハタを食べると必ずシガテラ中毒をおこすかのように思われるかもしれませんが、

バラハタ=シガテラ毒をもつ

というわけではありません。毒化している可能性があるということです。バラハタが体内で毒を作るわけではありません。毒を持つ餌を食べると毒化するのです。

 

それでは、築地では何故バラハタを販売禁止にしているのか?それは毒を持つ個体とそうでない個体とを見分けることが出来ないからです。そして、シガテラ中毒の症状が実に厄介なものだからなのです。

 


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シガテラ中毒の症状とは?

 

シガテラ中毒の症状としては、

神経症状
ドライアイスセンセーション、かゆみ、四肢の痛み、筋肉・関節痛、頭痛、脱力、めまい、排尿障害等

消化器系症状
下痢、嘔吐、腹痛等

循環器系症状
不整脈、血圧低下、徐脈等

などがあり、他の食中毒と違ったシガテラ中毒特有の症状としては、

ドライアイスセンセーション
手足、口の周りの感覚異常(しびれ等)
めまい
運動失調などの神経系障害
喉の渇き
関節痛
普通の水が炭酸水のように感じる
景色がオレンジ色に見える

…などがあります。

シガテラ毒は末梢神経に影響を与えるため、神経の伝達異常によって、「目の前がオレンジに見える」などといった症状や全身にかゆみが出るという症状を引き起こします。さらには、低血圧など血液の流れに影響を与え身体がだるくなったりします。

下痢や腹痛、吐き気などに関しては他の食中毒と共通の症状なので、区別がつきにくいかもしれませんが、魚を食べた後に口、舌のしびれ、ドライアイスセンセーションなどがあれば、シガテラ中毒を疑って早めに医療機関へ受診されるといいでしょう。

シガテラ中毒の最も特徴的な症状としては、「ドライアイス・センセーション」があげられますが、ドライアイスセンセーションとは、温度感覚異常の症状で、冷たいものに触れると「ドライアイスに直接触れたような」痛みや、静電気のような電気ショックを感じる症状です。コップや金属などに触れた時や冷気が当たる部分、汗をかいて冷えた部分などに痛みが出るなど、日常生活に支障をきたすやっかいな症状です。

そのほかにも、シガテラ毒は神経に影響を与えるため、かゆみや四肢の痛みが発生します。そしてそれらは移動しながら断続的に続きます。成長期のお子さんだと「成長痛」が強くなるといった症状があります。そのため激痛となって「かゆみ」とともに全身を襲うのです。かゆみは特に就寝時にひどくなるため、不眠の原因となったり、全身のかゆみから勉強もできず、学校も休みがちになるといった例もあり、ドライアイス・センセーションのせいで生活や仕事に支障をきたすといった深刻な事態になりうるということと、さらにはこのような厄介な症状が長期間続くというのがシガテラ中毒の怖さなのです。

シガテラ中毒による死亡率は低く、日本国内で死亡者は現在のところいませんが、回復には数日から数カ月かかります。症状が重くなると、完全に回復するまで半年以上、長い場合には1年以上かかることもあるそう。さらに困ったことに、現在のところシガテラ中毒の治療法はないのです。(早いうちに活性炭や薬剤を投与することで、症状を抑えたり軽くすることができるそうですが)

 

…それでは、この恐ろしい食中毒を避けるにはいったいどうしたらいいんでしょうか?

シガテラ中毒に有効的な治療法は現在のところない!
シガテラ中毒の症状が回復するまでには、長期間かかる!
シガテラ中毒は神経に関係する症状であるため、生活に支障をきたす

シガテラ中毒を避けるには?

 

一般的に食中毒を起こす細菌は熱に弱いため、加熱すれば死にます。しかしシガテラ毒の場合、加熱しても無毒化することはありません。そしてシガテラ毒は内臓だけではなく、身(筋肉)にも存在します。内臓のほうが危険性は高いものの、内臓を綺麗に取り除けば大丈夫…ってことはないのです。ですから、シガテラ中毒をさけるためには、毒化した魚を食べないということにつきるのです。

しかし、シガテラ毒は魚の味も見た目もニオイも変化させません。つまり、実際のところ食べてみなければ毒化しているかどうかということはわからないのです。じゃあどうしたらいいのかというと、「シガテラ毒化」する可能性の高い魚の種類を覚えて、その魚を食べるのを避けるということしかありません。

シガテラ毒は加熱しても無毒化しない。
シガテラ毒は、魚の味も見た目もニオイも変えない。
…つまり、シガテラ毒は毒化した魚をたべないということでしか避けられない

…とはいえ、シガテラ毒を保有する魚は400あるいは500種以上にものぼると言われます。まあ、正直無理ですね(笑)覚えるのは。

それでは、どうしたらいいのか?

違う土地において(特に南方)、もの珍しさで魚を食べないことです(笑)。少なくとも、知識のある人が側にいないのなら。

それでは、シガテラ毒を保有する可能性のある代表的な魚を見ていきましょう。

 

シガテラ中毒の可能性がある魚

シガテラ中毒注意!バラフエダイ

バラフエダイ(沖縄名:アカナー)

海の中だと色が分かりませんが、赤い色をしています。↓こんな感じです。

バラフエダイ毒魚

バラフエダイ(沖縄名:アカナー)バラフエダイ(出典:http://zukan.com/fish/internal493)

アカナーは、シガテラ毒にあたる可能性の高い魚だといわれています。「ほとんど当たる」という人もいるくらい。

 

シガテラ中毒注意!オニカマス

オニカマス

 

ウツボ毒魚

ウツボ

 

バラハタ(ナガジューミーバイ)

バラハタ(ナガジューミーバイ) 尾の先が長くなっているのがナガジューミーバイ。

 

マダラハタ(ユダヤーミーバイ)シガテラ注意

マダラハタ(沖縄名:ユダヤーミーバイ)

アカマダラハタ

アカマダラハタ(沖縄名:ユダヤーミーバイ、アカアーラ、アカバニー) 出典:http://zukan.com/fish/leaf28593

石垣鯛もシガテラ中毒の可能性が!!

イシガキダイ(沖縄名:ガラサーミーバイ)

イッテンフエダイ 画像

イッテンフエダイ(沖縄名:ヒシヤマトゥビー)イッテンフエダイ(出典:http://zukan.com/fish/leaf17626)

 

キツネフエフキ ヤキー

キツネフエフキ(沖縄名:ウムナガー)(出典:http://zukan.com/fish/internal757

 

アオノメハタ

アオノメハタ(沖縄名:ヤワラーミーバイ) 出典:http://zukan.com/fish/internal681

…他にもまだまだいますよ(笑)
ガーラなんかも大きいものは危険性があるっていいます。
「こいつも、シガテラ毒を持つのかぁ!」
なんて驚くほど、普通に販売されている魚も多いんですよね。

 

沖縄でのシガテラ中毒の恐れがある魚の販売について

沖縄では、シガテラ中毒の恐れがある魚であっても、経験上、どこそこの地域で獲れたものは「当たらない」、あるいはこの大きさなら中毒しないと知られているものは販売されていました。ただ、今回の金武町でのバラハタによるシガテラ中毒を受けて、県内のセリ市場において「バラハタ(ナガジューミーバイ)」の取引はされないことになったようです。美味しい魚ですし、それなりの値段もしますし、比較的良く獲れる魚ですから、もったいないといえばもったいないんですけど(笑)。

県はこれまでシガテラ中毒への注意喚起をしていましたが、販売禁止にはなっていませんでした。しかしながら、今回のシガテラ中毒を出した鮮魚店には5日間の営業停止処分。…とすれば、他のシガテラ中毒の恐れがある魚はどうなるんでしょうかね?飲食店や店等でよく見かける魚もありますが。

シガテラ毒を持つ可能性のある魚といっても、地域によっては毒化されていなかったりします。毒の強さも個体差もあれば、魚体の大きさによる差もあります。(一般的に同じ魚であれば魚体の大きなものほど毒が強いと考えられる。例えば、「イシガキダイであれば2キロ以内の大きさのものであれば大丈夫だよ」なんて人もいるわけです。)

そういった経験の上から、販売取引しているのでしょうが、販売禁止されていないけれども中毒がでれば刑事行政処分が下る…。自主規制するにしても、ほとんど中毒することがなかったり、よく獲れる魚であったりすると悩みどころでしょう。

観光客にとって、沖縄の魚を食べることは沖縄観光の楽しみのひとつでもあるでしょうから、安全への信頼感といったことを考えるとさらに悩みは増えそうです。

沖縄だけじゃないぞ!シガテラ毒魚

シガテラ毒をもつ魚って、もともと毒を持っているわけではないのです。

シガテラ毒は、もともとは有毒プランクトンの毒です。熱帯夜亜熱帯の海藻などに付着する渦鞭毛層に含まれています。

渦鞭毛層

渦鞭毛層

その渦鞭毛層を海老やイカ、ウニ等が食べ、それを魚が食べる…といった食物連鎖のなかで、より大型の魚に毒が蓄積されていき、魚の毒化が起こるのです。

シガテラ毒は、熱帯から亜熱帯の珊瑚礁のある浅い海域に生息する魚がもつ毒です。そのため日本においては、シガテラ中毒の報告は、他の地域と比較して沖縄県で多くなっています。

上に上げた魚の他にも、カンパチやヒラマサ、ブリなど一般的によく知られる魚も大型のものにはシガテラ毒をもつものがいたりするそうです。ただ、それらの魚が毒化しているのは沖縄などだけの話であって、温帯の海域では同じ魚であっても問題はないとされていました。シガテラ毒の元になるプランクトンが生息していないだろうということで。

しかしながら、温暖化による海水温上昇などで魚を毒化するプランクトンの生息域が広がったとも言われ、最近では日本本島・四国などでもシガテラ毒を持つ魚が増えているらしいのです。(東京湾にも珊瑚があるわけですしね)

シガテラ中毒に関する知識は、沖縄などの南方地域を訪れるときだけ必要なものではなくなるかもしれませんよ。沖縄以外でも中毒例が増える可能性もあります。

 

シガテラ中毒を侮ることなかれ

国内ではシガテラ中毒によって死亡した例がないので、そんなにたいしたことじゃないんじゃないの?なんて軽く考えてはいけません。毒性でいえば、あの猛毒で知られるフグ毒のテトロドトキシンよりも数十倍も強いと言われているのでございます。

沖縄県では1988年から1998年までに22件のシガテラ中毒の届け出がありました。なーんだ、意外と少ないじゃん!…と思った方もいるかもしれませんが、届け出されない例がかなりあると思われます。実際に私の知り合いも2組、シガテラにやられたのを知っています。運良く症状が軽かったので、今では笑い話ですが「ナガジューあたるかもしれんな-」なんて冗談いいながら食べたら、本当にアタってしまったという(笑)

また、沖縄ではシガテラ毒にたいする言い伝えがいろいろとありますが、どれも間違いだという検証結果が出ています。例えば、「冷凍すれば毒はなくなる」→「冷凍しても焼いても煮ても毒はなくなりません」、「痩せた魚は有毒」→「太った魚と痩せた魚の間に、差はない。」、「黒っぽいバラフエダイは有毒」→「色による明確な差は見られない。」…など。(参考:沖縄衛生環境研究所 http://www.eikanken-okinawa.jp/shokuG/sigatera/iiturae.htm

ですから、結局シガテラ毒をもつ個体を見た目で見分けることはできないし、地元の人間に大丈夫といわれたからと言って、絶対大丈夫というわけではないということを頭にいれておいたほうがいいでしょう。

「どこそこの魚は大丈夫。毒化されていない」…なんて話もよく聞きますが、これにしたって、これからもずっと大丈夫ってことは無いと思います。海は繋がっていますから。珊瑚礁ありますから。台風ありますから。赤土や環境汚染によるプランクトンの増殖だってあるかもしれませんし。

 

さて、国内ではシガテラ中毒による死亡例がないとはいえ、海外では数件あります。そして沖縄でも、シガテラ中毒で死亡したのではと疑わしい例もあったようです。今まではなくても、死ぬ可能性もあるシガテラ中毒。けっして侮ることなかれ…です。

 

でも、うまいんだよなぁ(笑)

 


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コメント

    • 大阪から
    • 2017年 7月 15日

    三泊四日で、昨日沖縄から帰って来ました。
    で、さっき海ブドウの食べ方をググって辿り着いたと。
    行く前に知っておきたかった、やまさんのブログでした。

    • 加熱すると危ない毒
    • 2017年 8月 15日

    シガテラ毒、親戚が掛かったことあります、毒は加熱するとむしろ強くなるそうで
    同じ食卓にいても、お刺身だけしか食べてない家族は発症しなかったらしいです

    食中毒のような嘔吐症状がでて、最初は普通の食当たりか風邪を疑い
    1日自宅安静にしてたが一向によくならないず(原因となった魚のお吸い物をまだ食べてたせいです)、気がついたきっかけはドライアイスセンセーション(流水を触った途端、飛び上がるほどのショックを感じたそう)だったみたいです

    • 千葉の元ボート乗り
    • 2017年 12月 20日

    キャプテンクックの時代から知られていて分子構造も解明されているのに
    いまだに市販レベルの検査薬が作られていないのが不思議です
    大学研究室レベルですら成分抽出後、5種類以上試薬組み合わせないといけないとか….

    もっとも少なからず肉食魚全般に症状が出ない程度に含有してるとすれば水産業壊滅してしまうのかも….

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