人様から、人参を大量にもらったけれども、
どうやって消費したらいいのか、困っている…
そんな時に、ピッタリの料理があるわけよ!
安くて、うまい!それは!
沖縄の家庭料理の「人参しりしりー」であるわけさ!!
家庭料理だから、沖縄観光に来た際に、
食べる機会がない人も多いはずね。
だけど、簡単に作れるからさ、
憶えていて、損はないはずよ!
だー、私の「にんじんしりしりー」の作り方と、そのコツを教えようねぇ。
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「しりしりー」っていうのは、
「しりしりー器」と呼ばれる、
千切りスライサーのようなもので、カットすることを言うわけ。
だから、人参を「しりしりー」したら、
「人参しりしりー」だし、
大根を「しりしりー」したら、
「大根しりしりー」だし。
パパイヤ(沖縄では、熟する前の青いパパイヤを野菜として食す)を、
しりしりーしたら、「パパヤーしりしり」と呼ぶわけ。
千切りスライサーといっても、
「しりしりー器」で、カットすると、
もっと、ずっと、断面が荒く削り切られるわけさ。
イメージとしては、
千切りスライサーと「鬼おろし」の中間みたいなもんかな?
だから、野菜のうまさや、甘さが出やすくなるわけ。
味がしみこみやすくもなるわけさ。
包丁で、綺麗にカットした人参で、同じように作っても、
あの人参の自然な甘みは、出てこないから不思議さー。
人参しりしりーを作るためには、
しりしりー器が、やっぱり必要だわけよ。
人参しりしりーの作り方
- 人参
- ツナ缶
- 卵
基本的には、これだけの材料でもできるわけさー!
他の野菜を加えても、オッケーだからね。
例えば、玉ねぎなんか加えても、おいしいねー。
(ちなみに、玉ねぎはしりしりーできんからさ。)
子供も好きな料理だから、弁当に入れるのも上等だよ。
彩りも、綺麗だし。
私なんかだったら、
人参1本くらい一人でペロリって食べられるさー。
調味料は、塩コショウ、ちょっと醤油。
顆粒タイプの「ダシの素」も、加えるよ!
- しりしりーした人参をツナとともに炒める
- 味付け
- 仕上げに卵を加え柔らかくとじる
炒め方としては、野菜炒めのように強火でさっと炒めるんじゃないわけ。ゆっくり炒めて十分に柔らかくし、甘さをじっくりと引き出すことがコツであるわけさ。なんなら、水を少し加えて、蒸し煮みたいにしてもいいよぉ。入れない人もいるけど、私は「だしの素」を適量加えているよ。ツナ缶はオイル漬けのやつがうまいさ。油を切りすぎないで、加えてね。私は、ごま油でつくるけれど、オリーブオイルなんかで作る人もいるみたいさー。
味付けは塩、コショウで、好みで醤油をたらしても。あまり、塩辛くしなくても、野菜の甘みだけでおいしいから、味を見ながら味付けしてね。
ここでさ、卵を加えて、すぐ「ぐちゃぐちゃー」ってかき混ぜる人もいるんだけどさ、そうすると、出来上がりが綺麗じゃないわけさ。できれば、蓋をしてちょっと待つわけよ。卵が少し固まってきたら、大きく混ぜて完成!!
人参の自然な甘さを味わえて、ご飯が止まらないわけよ。
出来上がったばっかりもおいしいし、冷めてもおいしいわけさ。
あんまり、おいしくないんだったら、
あんたの作り方が、悪いわけ。
おいしくなぁれ、おいしくなぁれって、
思って作ったら、この人参しりしり―は、
誰が作っても、おいしくなる料理だよ!
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沖縄では「しりしりー器」は、
家庭にひとつは必須の調理器具だわけさ。
観光客の中には、珍しがって、
これを「お土産」として、買って帰る人もいるくらいだわけ。
ちょっと面白いんだけど、
実は沖縄では、この「しりしりー器」はつくられていないわけさ。
新潟県で作られたものが、沖縄で売られているみたいだわけ。
だけど、これを作っている新潟県では、ほとんど使われてないんだってさ。
生産された「しりしり―器」の99%が、沖縄で売られるみたいよ。
不思議だねー。なんでかねぇ。
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