ガジュマルの木の樹液からガムを作ることが出来ることを、
皆さんはご存知でしょうか?
50年ほど前までは、子供達が
作っていたというガジュマルで作るガム。
そのガムは、
「あんぷち」と呼ばれていたようですが、
その作り方や味はいったい、
どのようなものなんでしょうか?
私が聞いた作り方は2つ。
まずは、ノーマルな方法。
材料は、蒸かした芋を使います。
それと、ガジュマルの樹液。
ガジュマルの樹液は、
石などで木の幹を叩きます。
そこからにじみ出てきた白い樹液を
葉っぱなどを使って拾い集めます。
蒸かした芋をつぶし、ガジュマルの
樹液を絡めながら、こねていきます。
これをひたすら、繰り返します。
1時間程度は練らないと駄目でしょう。
最後は、木くずを洗い流して完成!
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これだけの手間と時間をかけて
作ったガジュマルガムですが、
味は全くないとのこと。
つまりは、噛んで噛んで
最後に味が無くなったガムのようなもの。
そこまでして、
ガムを食べたかったのかっ!!
って感じですが、
お菓子がまだ貴重だった
戦後ですからね。
もしかすると、戦後アメリカ兵が
持ってきたガムを真似て作ったのかもしれません。
味がないため、当時の子供達は
黒糖に絡めるなどの工夫をしたりしたそうです。
しかし、この方法を発見した人を、
褒めてあげたいっ!!
何故、蒸かした芋に
ガジュマルの樹液なんかを
つけてこねようとしたのかが不思議です。
さてさて、問題はもう一つの方法です。
この方法は、もっと簡単に短時間で
作ることが出来るようです。
ただし、かなりワイルダー!
そのあまりにも野性的な
ガムの作り方とは!?
ガジュマルには、ヒゲのように
垂れ下がっているものがありますよね?
ヒゲの先の白っぽい部分を集めて、
叩いて柔らかくし、それを
口の中で噛んでいるうちに、
ガムのようになるというもの。
噛みはじめのうちは、
アクが出てくるそうで、
それを吐き出しながら、
作ったと聞きました。
…
なんで、そんなものを
噛もうと思ったんだ!?
って不思議です(笑)
あれなんですかね、
戦後食糧が不足していたので、
食べれそうなものは、
何でも口にしてみた…的な感じなんでしょうか?
で、ガムみたいになることを
発見した!!…みたいな。
お金がなくて、お腹が空いたら、
ダンボールを食べてた…なんて人もいますしね。
人間腹が減れば、何でも食べるんです。
で、私の推測なんですが、
もともとは、ガジュマルのヒゲを噛むことによって、
ガムのようになることを誰かが発見した。
↓
味がしないから、黒糖なんかをまぶしてみたいけれど、
それも無い。
↓
しょうがないから、いつも食べている
芋を混ぜてやろう
↓
なかなかいい
↓
だけど、ガジュマルのヒゲが
無い方がいいなぁ…
↓
誰かが樹液と芋で、
ガムが出来ることを発見!
「お!?樹液でもいけるじゃん!!」
…
というように、ガジュマルのガムの作り方が
洗練されていった(?)気がするのです。
情報求む。
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