沖縄には、恐ろしい毒蛇「ハブ」が棲んでいます。
しかし、私は那覇で生活していますが、とりあえず40年間
生きているハブに遭遇したことはありません。
…とはいえ、沖縄にいる限り、ハブに出くわす
可能性はゼロではありません。
市街地であっても、ハブが
発見されることは実際にあります。
画像元:沖縄衛生環境研究所
どうすれば、ハブに咬まれないで済むのか?
一番いいのは、ハブがいそうな場所に
近づかないことです。
あたりまえですが、ハブに遭遇しなければ、
ハブに咬まれることもありませんから(笑)
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ハブと遭遇しない方法!
ハブに遭遇したくないのならば、
次のことに気を付けてください。
- 草むらに近づかない(隠れる場所があるところ)
- 直射日光のあたる場所を通る(ハブは直射日光に弱い)
- 夜出歩かない(ハブは夜行性)
…以上です。
これだけで、ハブに遭遇する確率は
ぐんっ!っと減ります。
ハブが好きなのは、
- 涼しくて
- 湿りけが適度にあって
- 身を隠す空間がある
ような場所です。
ハブに咬まれる被害の60%は、
農作業や草刈りなどの作業を
行っている際に起きています。
ですから畑や草むらなどには、
不用意に入らないようにしましょう。
万が一ハブに遭遇してしまったら…
では万が一、ハブと出会ってしまった場合、
どのように被害を避けることができるのか?
多くのサイトや本では、
次のように書かれていました。
ハブの被害にあわないためには、見つけたものがハブなのか無毒のヘビなのかを、次の点で見分け、危険を回避しましょう。
- 模様、色、大きさで見分ける
- 頭の形で見分ける
- 脱皮殻で見分ける
…いやいやいや、おかしいでしょ!!
見分けるよりも先に
逃げた方がいいかと…
もちろん、沖縄にいる
蛇の全てが毒蛇ではありません。
しかし、見分けてる間に咬まれてしまっては、
本末転倒もいいところじゃないですかっ!!
ね?
…そもそもハブかどうか、そんなに簡単に
素人でも見分けることってできるんでしょうか?
…ってことで、現在のあなたがどれくらい
ハブや毒蛇を見分けることができるのか、
テストをしてみましょう!!
沖縄にいるハブや毒蛇を見分けることができるかな?
お疲れ様でした!沖縄にいるハブや毒蛇を見分けることができるかな?のクイズ終了しました。
解答スコアは %%SCORE%% / %%TOTAL%% 問正解です。
%%RATING%%
問題1 |
ハブじゃない!
無毒のヘビ! | |
ハブ! | |
ハブじゃないけど毒蛇! |
無毒のヘビです。
虹彩は褐色みのあるオリーブ色で、
瞳孔は丸く、黒褐色。
2メートルほどの大きさになります。
沖縄には本来、アオダイショウは生息していませんが、
飼われたものが逃げたのか、捕獲された例があります。
沖縄でリュウキュウアオヘビのことを
「アオダイショウ」と呼んだりしますが、
このアオダイショウとは別種です。
問題2 |
画像元:沖縄衛生環境研究所
ハブ! | |
ハブじゃない! |
沖縄には、ホンハブ、サキシマハブ、ヒメハブ、タイワンハブなどがいますが、そのどれもが三角頭をしています。 毒ヘビは、唾液腺が変化した「毒腺」を頬に持っていて、そこに毒をためています。そのために、毒蛇の頭が三角になるのです。ただし、世界を見れば、毒蛇であっても三角頭ではなかったり、三角頭であっても、毒蛇ではない場合もあります。しかし、沖縄県内であれば、三角頭のヘビは毒蛇だと考えていいでしょう。
問題3 |
ハブじゃない!!無毒のヘビ!! | |
ハブじゃないけど毒蛇! | |
ハブ!! |
無毒のヘビです。
おとなしい性格で、
ペットとして飼育されることもあり、
海外からも輸入されています。
危険を感じると、排泄腔からくさい
防御臭を出します。
問題4 |
これはハブ??毒蛇??
画像元:沖縄衛生環境研究所
ハブ!! | |
ハブじゃないけど毒蛇!! | |
無毒のヘビ!! |
ハブではありません。
最近になって、ガラスヒバァが
毒蛇であることがわかりました。
ただし、毒牙が小さいために
普通に咬まれても、人間の体内に
毒が侵入することはないそうです。
そのために、ガラスヒバァによる
実害の報告はありません。
カエルを食べるために、
水辺に多く現れます。
問題5 |
これ、ハブ??毒蛇??
ハブ!! | |
ハブじゃないけど毒蛇!! | |
無毒のヘビ!! |
ハブの中のハブです(?)。
猛毒を持ち、上あごの前方に毒ががあり、
出血毒をもちます。
頭は三角で細かい鱗に覆われています。
背面の色は個体変異が大きく、
一般的には黄褐色~灰白色で、
暗褐色の斑紋があり、腹は白っぽい。
金ハブや銀ハブ、赤ハブ、青ハブ
と呼ばれるハブもいます。
夜行性で、平地や山地に棲みます。
寒くなると活動は鈍りますが、
冬眠はしません。
餌は主にネズミや、小鳥、爬虫類や両生類。
問題6 |
ハブじゃないけど毒蛇! | |
ハブ! | |
ハブじゃない!無毒のヘビ! |
無毒のヘビです。
沖縄で、よく見かけるヘビです。
全長80~170センチメートル。
大きいものだと2メートルを超えるとも言われています。
無毒のヘビですが、
性格は攻撃的です。
毒々しい色彩で、性質も攻撃的なことから
毒蛇と間違われることも多い蛇です。
近づくと、すぐに鎌首をもたげ威嚇してきます。
威嚇するだけにとどまらず、アカマタは
すぐに咬みついてくるので注意が必要。
アカマタの食性は広く、
爬虫類を中心として、両生類、
魚、哺乳類などを食べます。
口に入れば何でも食べます。
小さなハブも捕食することがあるんですよ。
そのためハブの天敵としても、
知られていますが、実際には
それほど食べるわけではないようです。
問題7 |
これはハブ?毒蛇??
画像元:沖縄衛生環境研究所
ハブじゃない!無毒のヘビ! | |
毒蛇!!! | |
ハブ!! |
無毒のヘビです。
比較的気が荒くS字になって
威嚇姿勢をとります。
昼に活動し、平地から山地に
かけての森林や水辺などに生息。
ミミズやカエルを主食とします。
土の中に頭をつっこんで、
ミミズを採餌します。
個体によって体色は違いますが、
茶褐色から鮮緑色で腹部は黄色みを帯びます。
問題8 |
画像元:環境省
この蛇はハブ?毒蛇??
無毒のヘビ!! | |
ハブじゃないけど毒蛇!! | |
ハブ!! |
無毒のヘビです。
本来は台湾や中国大陸に生息するヘビですが、
逃げ出したか放逐されたものが
沖縄本島中部で定着しています。
大きいものは、3メートルにもなる巨大種。
問題9 |
ハブじゃない!
無毒のヘビ! | |
ハブじゃないけど毒蛇! | |
ハブ! |
毒はホンハブの0.7倍の強さ。
牙は長く出血毒をもちます。
森林から畑や集落内の幅広い環境に生息
夜行性ですが、薄暗い日中も動き回ります。
人口当たりの受傷率は、
沖縄県内のハブの約8倍と高い。
1970年代に沖縄島南部糸満市の観光用のショーや、
ハブ酒原料等の目的で年数千匹が持ち込まれました。
1976年、ヘビ飼育場から約100匹が盗難に遭い、
放逐されたとみられています。
糸満市周辺では、ホンハブとの
雑交種も確認されています。
問題10 |
画像元:衛生環境研究所
このヘビはハブ??毒蛇??
ハブ!! | |
無毒のヘビ!! | |
ハブじゃないけど毒蛇!! |
猛毒を持つハブで、
毒はハブの1.1倍の強さ。
サキシマハブによく似ています。
1970年代からハブ酒などの
製品とマングースとの血統ショーに
用いるため、中国や台湾から名護市の
複数の施設に年数千匹が輸入されました。
逃げ出したのか経緯は不明ですが、
1993年に相次いで野生で捕獲され、
沖縄本島東部や恩納村での
定着が確認されています。
問題11 |
画像元:沖縄県
この目はハブの目?
ハブの目! | |
ハブの目ではない! |
つまり、まばたきはできません。
(まぶたがないわけではないのです!!)
ハブの目は透明の薄い被膜に覆われています。
(この被膜が、実はまぶたなのです。
つまり、ずっとまぶたを閉じた状態なのです。)
この被膜は、ハブが脱皮する際には白濁するため、
約一週間ほど目が見えなくなります。
実は、ハブはあまり目は良くありません。
(良いという人もいますが)
見える距離は、せいぜい前方5メートル以内。
視角は前方120度程度です。
近視で、しかも色盲。
さらには、ハブには耳がないので、音を聞くこともできません。
そのかわり、他の器官が発達しているのです。
ハブは、鼻や舌で臭いや空気の動きを
敏感に感じ取ることができます。(ヤコブソン器官)
目と鼻の間にある「ピット器官」とよばれる
器官は、熱を 感知することができます。
このピット器官は、なんと0.003 度の温度の
違いまでもわかるという超高性能探知機なのです。
このピット器官により、真っ暗闇のなかでも、人や
餌の居場所を正確に把握することが出来るのです。
問題12 |
ハブじゃないけど毒蛇! | |
無毒のヘビ! | |
ハブ!毒蛇! |
三角頭で太短い体。
普通見かけるものは、全長 30~50cm程度。
大きいものだと全長 80cm 程度。
尻尾から極端に細くなっています。
体色は、薄茶色地に焦げ茶の太縞模様。
ヒメハブの毒は、ハブやサキシマハブと比べると
だいぶ弱く、咬まれると腫れて痛みますが、
重症化することは少ないようです。
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ハブの見分け方まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハブや毒蛇を見分けることができましたか?
なかなか難しかったのではないでしょうか?
ヘビ好きでもない限り、
毒蛇かどうか見分けるのは、
簡単ではないでしょう。
ヘビを無暗に怖がる必要はないかもしれませんが、
見分けられる自信がないのならば、
ヘビに近づかないのが一番です。
もしも写真ではわかったとしても、
実際に自然の中で見分けるのは、
さらに難しいものです。
また、色や柄も生息地や個体によって、
ずいぶん違いがあります。
ハブの見分け方としては、まず
頭の形で見分けることが一番簡単かもしれません。
沖縄に棲む蛇で、頭が三角形であれば、
ハブと判断して間違いないでしょう。
大きさの目安としては、1.5m。
沖縄のハブは大型で、1.5m以上あるのが普通です。
ただし、無毒のアカマタやタイワンスジオも同様に
大きく、興奮すると威嚇体勢になります。
もう一つ、ハブの鱗の形や数で見分けるという人もいます。
ハブの鱗は、他のヘビと違い細かくて数が多いのです。
画像:沖縄県
しかし、抜け殻でもない限り、鱗の数や形で
ハブかどうか見分けるというのは危険な気もします。
いや…危険です。
鱗のことは忘れてください(笑)。
ハブはジャンプできません。
ハブの全長の2/3程度が攻撃範囲になるので、
ハブから1.8m以上離れていれば、
安全圏だといえそうです。
ヘビを見分ける際には、
距離を置くことを忘れずに!!
また、ハブは追いかけてくることはありません。
あなたが興味を抱いて、無暗に近づかない限り、
被害に遭うことは少ないでしょう。
ハブかな?と思ったら距離をとりましょう。
沖縄にいる危険なハブは、
- ホンハブ
- ヒメハブ
- サキシマハブ
- タイワンハブ
の4種です。
ハブ以外の毒蛇は、
- ガラスヒバァ
- ハイ
- クメジマハイ
- イワサキワモンベニヘビ
の4種です。
ただし、ハブ以外の毒ヘビは毒量が少なく、
またおとなしく口も小さいために、
咬傷事例は報告されていないか、
咬まれても症状は軽いようです。
ですから、まず覚えるとすればハブ。
タイワンハブは、サキシマハブに似ていますから、
ホンハブ、サキシマハブ、ヒメハブの3種を、
しっかりと記憶しておくといいでしょう。
…で、ハブを見分けられるようになったら、
こう言えるわけです。
あなたはハブの知識がありますか?
イエス、アイ ハブ。
…と。
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面白かったです!
オチがしょうもなさすぎて秀逸でしたd