国際通り近くにある、那覇市民の台所とも呼ばれる公設市場で、
沖縄の珍しい魚を食べてみようと、計画を立てている方!
ちょっと待たれぃ!
沖縄の魚には、ちょー詳しいこの私が、
あなたにとっておきの、お勧めを教えて進ぜようぞ!
これを見てから、公設市場には向かいなさい。
基本「珍しい」を基準として、ご紹介します。
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ちなみに、公設市場は特別安いわけじゃない。
だから、沖縄の魚を食べたいだけならば、
特に公設市場に行く必要はないのだ。
ただ、食肉を含め、珍しい食材が並んでいるから、
公設市場の雰囲気を楽しむのもいいんじゃないかな。
観光客の反応が高い魚は?
公設市場で、一番観光客の反応がいい魚は、
やっぱり「イラブチャー」だ。
イラブチャーは、和名はアオブダイというが、
だいたいのブダイの仲間を、イラブチャーと言っても、通じる。
青い魚!きれい!
などと観光客の声が、聞こえてくる。
「あ、これ、昨日の美ら海水族館で泳いでたやつだ!食えるの!?」
なんていう声も多い。
イラブチャーは、刺身でも食べられる。
沖縄では、酢味噌和えにすることが多い。
イラブチャーに限らず、カラフルな沖縄の魚は、
刺身で食べるのならば、ぜひ皮付きで食べたい。
刺身にした時の、見た目が綺麗だからね。
ちなみに、公設市場の食堂では、
イラブチャーは、塩焼き、バター焼き、から揚げ、
煮つけ、あんかけ、ネギ生姜炒めなどに料理してくれる。
多少のくせはあるんだけれども、
味が淡白な分、どんな料理にでも合う。
特に、あんかけや、ネギ生姜いためにすると、
くせは全く気にならない。
沖縄の県魚であるグルクン(たかさご)は、から揚げがおすすめ!
頭から骨まで食べられる。
(実は、このグルクンの唐揚げを、
味噌汁にすると、これがまた旨いんだな!)
釣りたてのグルクンは刺身も、おいしいんだけど、
グルクンは弱るのも早いから、市場ではから揚げか、
塩焼きが無難。
これはアバサー。
「アバサー」とは「はりせんぼん」のこと。
普通市場では、
アバサーは、皮をむかれて売られているので、
これを見て、歓声をあげる観光客親子も多い。
アバサーは、刺身では食べられないが、
フグのように毒はない。
から揚げや、汁にする。
特に、肝を入れたアバサー汁は、
独特の風味があって、面白いかもしれない。
沖縄の三大高級魚
沖縄の3大高級魚は、
- あかじんミーバイ
- 赤マチ
- マクブー
写真手前があかじんミーバイ。
その次が、赤マチだ。
あかじんミーバイ(すじあら)も、
赤マチ(ハマダイ)も、マクブー(シロクラベラ)も、
刺身にして、うまいんだな、これが!
ミーバイとは、ハタのことを指す。
ミーバイの中でも、「赤仁(あかじん)ミーバイ」は、
特に最高級とされる。
汁や、煮つけなど、どんな料理でも美味しい魚だ。
ちなみに、黒くても「赤仁ミーバイ」だったりするので、
赤くなくても、騙されているのではないかと、心配しないように。
これがマクブー。
マクブーは、あかじんや赤マチよりも、
市場に出回る数は少ない。
もしかすると沖縄で食べたことある人も、
少ないかもしれない。
見た目は、イラブチャーと似ているのだが、
(似ていないと思うのだが、似ているとよく言われるので…)
刺身で食べると、イラブチャーは少しくせがあるが、
マクブーには、くせがない。
刺身にしてもおいしい上品な味だ。
マクブも、皮を霜降りにして刺身にするといい。
(焼き霜、湯霜どちらでもよい)
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貝類
「見てみて!大きい、さざえ!」
なんて、勘違いしている観光客もいたりするが、
これは、夜光貝という貝。
発光するわけではないが、貝殻が、
月光に反射して、光って見えるため、
夜光貝というようだ。
(この夜光貝の貝殻だけを買いに来る人もいる。)
味や食感は、
アワビとサザエの中間といったところか。
時価なので、タイミングにもよるが、
キロ当たり¥3500~¥4500くらいかな。
大きさも、こぶしより大きいものが多く、
安くはない。
市場の魚屋では、半分を刺身にして、
半分をニンニクバター炒めにすることを、
勧められることが多い。
公設市場の魚屋に並んでいる貝で、
一番目立っているのが、この夜光貝。
可愛い女の子が、顔を近づけて覗いていると…
夜光貝が、ビュ!!って、潮を吹くことも多いw
その他には、しゃこ貝や、タカセ貝、
ティラジャーなどが代表的な貝だろう。
時期によって、並ばないものもあるが、
どの貝も値段を別にすれば、うまいし、
話のネタになるだろう。
海老類
公設市場に並ぶ海老類の、代表的なものは、
イセエビ(沖縄でもイセエビが取れるのです。)、
セミ海老、うちわ海老など。
だいたいは、半分は刺身、
半分は味噌汁として、勧められることが多い。
ちなみに、海老の刺身を買う時には、
少々高くとも、生きている海老を買った方がいい。
たまに、「あがり」と呼ばれる、
死んだイセエビを冷凍して、
販売していることがあるが、
安い分、味は落ちるし、
肉の色が悪くなっているところを、
外すために、刺身として食べるところが少なく、
(外したところは、捨てるわけではなく、みそ汁に使います。)
結果、高く当たってしまうのだ。
せっかく食べるのなら、うまいものを食べよう。
なぜか、冷凍の大きなウシ海老(ブラックタイガーのこと)も、
市場の何処の店にもならんでいるのだが、
沖縄のものでもないのに、これが売れるのも不思議。
カニ類
あとは、カニだったら、アサヒガニやガサミ。
どちらも、ボイル、汁、チリソース
なんかを勧められるはず。
たまにお子さんが、ガサミを指で触っていたりするけど、
縛られていても、挟まれるから触らない方がいい。
かなり危ないからね。
(^_^;)
画像:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%B7%E3%82%AC%E3%83%8B
ヤシガニなんて、超珍しいんじゃない?
沖縄でも、ヤシガニを食べたことない人は多いから。
ヤシガニは、ボイルして、ミソがうまいんだよなぁ。
高いけど、動画や写真なんてとったら、
話のネタにもなるでしょ~w
ぜったい。
ただし、ヤシガニはものすごい力なので、
かなり注意が必要。挟まれたらおわりだからね。
箱に入れられて販売されているんだけど、
箱から出さずに、撮影した方が安全。
その他まとめ
あと、珍しいのはダルマオコゼという、猛毒を持つ魚。
見た目と違って、
刺身にしても、から揚げにしても、超美味しい。
うーん、あとは沖縄県産のもずくかな。
他には、海ぶどうとかね。
あ、魚屋で刺身の盛り合わせを買うと、
だいたいどこも、海ぶどうをサービスしてくれるよ。
個人的なお勧めは、沖縄のウニ。
「島うに」と呼ばれるが、
これは北海道のウニにも負けないうまさ。
時期的に食べられる期間は、短いんだけど、
タイミングよく売られていたら、
騙されたと思って、ぜひ味わってほしい。
ただし、魚屋でウニが売られていたら、
県産のものか、ちゃんと確認してね。
冷凍の外国産のウニの場合もあるから。
最後に!!
公設市場のおねえちゃんたち(?)は、
かなり強引でたくましいから、負けないようにね!!
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