島らっきょう|天ぷらや塩漬けその他知っておきたい島らっきょうの食べ方 改訂版

沖縄には「島らっきょう」と呼ばれる「らっきょう」がある。
本土のらっきょうと比べ、小型で細く長いのが特徴だ。

本土のらっきょうは、甘酢漬けや醤油漬けにされるものが
ほとんどだけど、島らっきょうは、主に塩漬けや天ぷらにして食べる。

これがまたね、うまくてお酒のあてにも最高なんだ。
だから、居酒屋でも人気メニューだわけさ!

島らっきょうの旬と育て方

島らっきょうは、一応年中市場には並んでいるんだけど、
旬としては、2月から6月くらいまで。

伊江島や本島北部の赤土地域が、
島らっきょうはいいものがとれる。

特に伊江島産の島らっきょうは、ブランド化して、
若干高いんだけど、球根部分が大きくてうまいぞ。

島らっきょう伊江島産

島らっきょうは成長に伴い、土をかぶせていきながら栽培する。
日に当たっている部分は緑色に成長してしまうからだ。

だから日に当たらないように栽培することで、島らっきょうの
白い部分が長くなるわけさー。丁寧に手をかけて作られてるんだ。

もちろん、緑になった部分も天ぷらなどにして
食べられるんだけど、若干歯触りが悪いな。


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島らっきょうの塩漬けと天ぷら

島らっきょうの食べ方で代表的なのは、
塩漬けと天ぷら。沖縄の居酒屋にいけば、
だいたいどこでも年中食べることができる。

本土の甘酢漬けのらっきょうが苦手な人でも、
「え!これホントにらっきょう!?」と驚き、
おいしいおいしいとハマっちゃう人も多いのだ。

島らっきょうの塩漬けは、塩で漬ければ
翌日には、浅漬け状態になる。

その場合使う塩は、島マースのように、
ミネラル分が多い塩のほうがおいしくなる(気がする)。

ちなみに私が漬ける時には、塩の他にも砂糖と「うま味調味料」を加える。
その場合、塩:砂糖は2:1の割合で、うま味調味料は少々を加えている。
 

えー!?砂糖も入れるの?
 
なんて思ったでしょ?

砂糖を入れることによって、塩漬けがまろやかになるんだな。
はっきりとわかるほど、甘くはならない。

漬かった島らっきょうは、冷蔵庫で保存すれば
2週間くらいはもつ。だけどおいしいから、
すぐ無くなっちゃうとは思うけどね。

漬かった島らっきょうにカツオ節をかけて、
そのままでもいいし、醤油をかけてもいい。

ぴりりとした辛味と葱系の強い香りが、
お酒に最高に合うのだ!

ただ、おいしいからと言って食べ過ぎると、
息が臭くなるから注意が必要だぞ。

201410100

島らっきょうの天ぷらは、塩で食べるのがうまい。
ほくほくして、辛味とともにほんのりとした甘みのある
島らっきょう天ぷらは、絶対はまる旨さだはず!

島らっきょうを食べたことがないのなら、
塩漬けと天ぷらを、まずは食べてみてね。

島らっきょうその他の料理法

ま、天ぷらと塩漬けはあまりにも有名だから、
それ以外の料理法を知りたいって人もいるかもしれない。

その他に、島らっきょうを使った代表的な
調理法としては、チャンプルーにも使ったりするぞ。

らっきょうのことを「ダッチョウ」と沖縄呼びするから、島らっきょうを
使ったチャンプルーを「ダッチョウチャンプルー」ともいう。

ただ、炒め物に使う場合は、結構量を使うから、
ちょっと高級なチャンプルーになっちゃうんだけどね。

島らっきょうが太い場合には、適当にスライスするといいよ。

あとは、生でサラダにも使えるよ。
生の島らっきょうを斜めに薄くスライスして、
水にさらした後水けを切って、サラダに加える。

ピリッとして旨し!

あと、意外においしいのが、ね。
鍋に入れると、島らっきょうに甘みが出てうまいぞ。

そのまま入れれば、存在感があるし、
スライスすれば、薬味的にもつかえるわけさ。

沖縄の居酒屋なんかでも、使えるんじゃないかな。
珍しいとそれだけで注文する人もいるしね。
あ、そういや、バーニャカウダーもおいしかったな。

炒め物も、別にチャンプルーじゃなくていい。
豚肉と島らっきょうのキムチ炒めとかさ、ポン酢炒めとかさ。

玉ねぎのように使えば問題ないよね。
島らっきょうに、豚肉を巻いていって焼くなんていう
創作焼き物もありそうだしね(その場合、梅味噌味がうまそうだ!)。

島らっきょうは梅にもあうから、塩漬けを
梅であえてもいいし、キムチ和えでもおいしい。

島らっきょうは、ほとんど塩漬けか天ぷらで
食べられているけど、実は意外といろいろ使えるんだな。

島らっきょうの下処理

島らっきょうを食べるのはいいんだけど、
何が嫌かって、下処理が面倒くさいんだよね。

島らっきょうの下処理

根っこのついている部分を切り取って、汚れている皮をむくだけで
難しいことはないんだけど、大量になるとこれが超面倒くさい。

ま、モヤシのヒゲ取りみたいなもんだ。
ただ、モヤシの場合は髭を取らなくても食べられるけど、
島らっきょうは、泥がついているから下処理は、どうしても必要。

きれいに皮をむいた島らっきょうは、しばらく水につけておいて、
汚れを洗い流したら下処理はオッケー!

もしも、身の部分が太い島らっきょうなら、
塩漬けにする場合漬かりやすくするために、
根元部分に包丁目を入れたほうがいいはず。

おいしいものを作るためには、手間が
かかってしまうのはしょうがないんだな。



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やま

沖縄在住40代うちなーんちゅです。沖縄や食べ物に関する話題が多くなると思います。不定期更新ですが、ゆたしく!

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